タコ釣り ポイント情報 宇和木港

タコ釣り ポイント情報
私自身の実釣経験から、ポイント解説をしたいと思います。

倉橋島 宇和木港
短い波止と長い波止からなる港で、両波止とも先端に常夜灯があります。タコ影も濃く、昼夜を問わず釣れます。個人的には、岸ダコ釣りを始めるにはもってこいの釣り場だと思います。
便宜上ここでは、短い波止を「小波止」、長い波止を「大波止」と呼ぶこととします。

【小波止】
《岸ダコ》
小波止及び護岸周りすべてが岸ダコポイントになります。壁面には貝類がしっかり付いていますので、じっくり攻めるのであれば壁面も丁寧に探り、手早くしたい場合や干潮の場合などは壁際海底を中心に探ればいいと思います。
場所によっては敷石の隙間や段差が大きいので、根がかり回避のためにも着底時や横移動時の集中を切らさないようにしましょう。なお、小波止外側の幅は、狭くはないですが広くもないので、転落には気を付けてください。
《キャスタコ》
小波止内側の海底は、ゴリッゴリの岩場です。タコの生態を考えるとじっくり探りたい衝動にかられますが、本当にかなりの確率で根がかりします。したがって、内側でのキャスタコはオススメしません。内側を広く探りたい場合は、岸ダコで壁際から竿の長さ直下までの範囲を丁寧に探るようにした方が無難です。
小波止において、比較的キャスタコをしても大丈夫かなと思われるのは先端と外側になります。
まず小波止先端ですが、正面右60度くらいから左方向扇状にキャスタコが可能です。その範囲の海底は、どの方向にキャストしてもだいたい岩場ですが、「一応」探っても大丈夫なレベルの岩場です。ただし、その岩場を超えて足元近くまで探り過ぎると、敷石の段差が大きいためシンカー型の根がかりが発生しやすくなります。なお、右60度を超えると、内側の岩場に捕まります。
次に小波止外側ですが、小波止先端から中ほどくらいまでの範囲で大波止内側方向にキャスタコが可能です。こちらも敷石から岩場が広がっており、「一応」ではありますが探っても大丈夫かなといった感じです。ただ、タコ釣り上げ時や根がかり解消時には小波止外側に上ることになりますので、安全面で気を付ける必要があります。なお、小波止の中間から根元部分でのキャスタコは体感として根がかりしやすいと思います。
情報提供として小波止におけるキャスタコ可能なポイントを挙げましたが、あくまで「一応」のレベルであり、根がかりは発生します。岸ダコだけでも十分釣果が期待できる場所ですので、全般的に小波止でのキャスタコはオススメしません。

【大波止】
《岸ダコ》
大波止周りすべてが岸ダコポイントとなります。大波止では、壁際海底から竿の長さ直下までを中心に探ります。
大波止の根元部分には、内側・外側ともに干潮時には露出する隙間が大きい敷石が伸びています。根がかりの可能性はありますが、潮が満ちていればこの敷石の上も探ることは可能です。
根がかりリスクを負いたくなければ、その敷石の終わり部分から大波止先端までの内側・外側の壁際海底を探ればよいでしょう。夜はその敷石が見えにくいかもしれませんが、内側部分に防波堤の箱体が変わる分かりやすい角(ケーソン切れ目)があり、内側・外側ともにこの地点がちょうど敷石の終わり部分ですので、これを目印にすれば大丈夫です。
大波止内側のそのケーソン切れ目から先端に向けて探っていきますが、壁際海底は、敷石というより岩礁帯時々砂地のような印象です。ゴツゴツはしていますが、注意すれば根がかりは回避できます。
大波止先端部分ですが、正面の海底は隙間や段差が多いので注意が必要です。また、潮が早いため仕掛けが流されて結果的に引き釣りとなってしまい、仕掛けによっては針が海底を向くことによる根がかりが発生します。
先端まで終われば今度は大波止外側に上り、根本に向かって最初の敷石前または敷石上まで探って終了です。大波止の外側はまずまず広く、上ってもさほど怖くはないですが、それでも転落には注意が必要です。
《キャスタコ》
大波止の内側・外側ともにキャスタコ可能ですが、内側は「一応」が付きます。
内側は、根本の敷石の終わり部分正面から沖向きがキャスタコのポイントになります。ただし、海底は布製のエギがボロボロになることもある岩場ですので、あくまで「一応」狙えるレベルだと思ってください。
外側は、どこからでもキャスタコ可能です。根本から中間くらいまでは、岩礁帯もありますがどちらかというと砂地が広がります。中間くらいから先端部分は岩礁帯が広がります。この岩礁帯はさほど高さがなく、あまり根がかりしません。注意事項として、外側は頭上に電線があります。キャスト時や釣り上げ時に竿が当たる可能性がありますので、気を付けましょう。
大波止は、内側・外側ともにキャスタコ実績は高いと思います。

その他
足場の良い防波堤で常夜灯もあり、多種多様の魚が釣れるので、他の釣り師さんも多いです。特に常夜灯周りは人気です。
タコ師さんも多く、大勢のタコ師さんが一定距離を保ちながら防波堤周りを散歩していることもあります。そのため、既に釣られた後ということも多々起こります。
民家が近いので、駐車時にライトを直射させない、夜は大きな声でしゃべらないなど、配慮が必要です。

宇和木港まとめ
・すべてが岸ダコポイント。
・キャスタコは、小波止内側は根がかり多発。大波止の方がオススメだが電線注意。なお、釣士田港をキャスタコ危険度1とすると、小波止内側は10、先端及び外側は6。大波止内側は5、外側は3くらい。
・タコ影は濃く、サイズ・数ともに期待できる。
・常夜灯あり。
・釣り師は多い。
・駐車スペースあり。

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