タコ釣り ポイント情報 ベイサイドビーチ坂(坂ベイ)

タコ釣り ポイント情報
私自身の実釣経験から、ポイント解説をしたいと思います。

ベイサイドビーチ坂(通称:坂ベイ)
整備された護岸の内側に、真っ白な美しい人工の砂浜が広がっています。多種多様の魚が釣れ、欄干も設置されていて安全なので、ファミリーにも人気の釣り場です。なお、7~8月は海水浴客でにぎわい、その期間は釣りが禁止されます。
すべての護岸が岸ダコ・キャスタコのポイントになりますが、今回は、個人的に一番実績がある呉側の護岸について述べたいと思います。

《岸ダコ》
呉側の護岸の海に向かって一番左端が観音崎で、そこから広島方向に干潮時に姿を現す敷石(というより海中の波止)が横たわります。満潮時でもその辺りは水深が浅く、石の間に仕掛けがはまりやすいので、その海中の波止よりも広島方向に少し進んだ場所から竿を入れます。所々段差はありますが、岸ダコではそれほど根がかりの心配はありません。そして、護岸の先端まで探り歩きます。壁際だけでなく竿下分まで探ると釣果が上がります。

《キャスタコ》
観音崎周辺の海底は、ゴリゴリの岩場です。その岩場の状態が、護岸先端に向かってだんだん緩やかになっていきます。簡単に言うと、難易度6から難易度が0(砂地)まで下がっていく感じです。
海に向かって左から護岸の3分の1くらいの所に直角段差がある箇所があり、それより左側は根がかりの危険度が高いです。そして、さらに3分の1くらいの所に角度が変わる箇所があるのですが、直角段差の箇所から角度変更箇所までの間が根がかり危険度中、角度変更箇所から護岸先端部分までの間が根がかり危険度小となります。坂ベイでは根がかり危険度と釣果は必ずしも比例しませんので、無理に危険区域にキャストする必要はありません。
なお、随所に根石があるので、根がかり危険度が小であっても油断は禁物です。危ないなと思ったら無理に探らず、早めに仕掛けを回収した方が無難です。

特記事項
坂ベイにおけるタコ釣りの魅力は、なんといってもサイズです。過去には、とんでもサイズが上がったことがあるとか。私自身も坂ベイで「もう少しで2キロ」を2杯上げています。
大型のタコがいる理由として考えられるのが、釣り禁止期間の存在です。坂ベイは7~8月は釣りが禁止されます。他の場所であれば新子シーズンで、人間という外敵に持ち帰られてしまうサイズのタコが、ここでは生き延びることができます。タコの成長は早いと言われていますので、この「2か月」の存在が大きいのではないかと考えております。

その他注意事項
休日の午前~夕方にかけては釣り師さんが多く、タコの探り釣りはほぼ不可能だと思われた方がいいです。休日前の夜間も釣り師さんは多いですが、なんとかタコ釣りが可能なレベルです。広島市内から近いので、じっくり探りたいなら平日夜がオススメです。
足場の良い防波堤ですが、常夜灯はありません。夜釣りの場合は灯火を用意しましょう。
護岸に欄干が設置されているので安全性は高いのですが、タコが釣れた場合には、タコを着地させるのにその欄干の高さ分通常よりも釣り上げ幅が必要となります。釣り上げ幅が足りないと、護岸の壁に張り付かれてしまうおそれがあります。クレーン動作の前にラインテンションを張ったまま竿先を下げて行き、釣り上げ幅を確保しましょう。複数人で釣行されるなら、タモ網を使用するのもいいかもしれません。

ベイサイドビーチ坂まとめ
・すべての護岸が岸ダコ及びキャスタコポイント。
・岸ダコは、壁際だけでなく竿下分まで探ると釣果が上がる。
・根がかりの危険性はあるがキャスタコ実績も高い。
・タコ影はまずまず濃く、サイズ・数ともに期待できる。
・釣り上げ時は、欄干分の高さを頭に入れておくこと。
・多種多様の魚が釣れるため、日中は釣り師が多く、タコ釣りに限っては夜間向きの釣り場。
・常夜灯なし。
・駐車スペースあり。
・トイレあり。

最後に
今回の豪雨災害で、甚大な被害を受けた地域の一つがこのベイサイドビーチ坂がある坂町です。仕事で坂町に入った同僚から、「想像を絶する。頭で思っていた10倍くらいひどい。」と聞きました。そのため、ありし日の坂ベイを思って本文を書きました。
被災された方の生活再建にはまだまだ時間がかかるかと思います。それでも、いつか、ベイサイドビーチ坂でタコ釣りができるような日が訪れたなら、復旧・復興が成ったと言えるのではないかと思います。

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