タコ釣りを始めよう 投資と回収

タコはなかなかの高級食材ですが、タコ釣りは元が取れると言えるのでしょうか。
「元を取る」の意味するところが、タコ釣りに投資した「金額相当額のタコを釣ったこと」を指すのであれば元は取れると思いますが、「金額の回収」を指すのであれば、ほとんどの人が元は取れません。ただし、例えばタコの購入に月額5000円以上支出し、かなりの頻度でタコ料理が食卓に並ぶようなご家庭や、ご自身や知人が飲食店を経営しており、食材として提供することでタコをお金を変えられるような方は、例外的に元が取れると言っていいと思います。

タコの購入にそんなにお金をかけないし、タコを換金することもできないけど、投資した金額相当額のタコが釣れるのであればタコ釣りを始めてもいいかもと思われた方のために、タコ釣りにかかる費用=コストを考えてみたいと思います。

【初期投資=イニシャルコスト】
タコ釣りを始めるにあたっての初期費用は、タコロッド~1万2000円・リール~1万円・PEライン~1500円・予備を含めたタコ仕掛け~7000円と、小道具類~1500円で、合計3万2000円程度必要です。もちろん、選ばれるモノによって金額は上下しますが、一応それなりのモノを購入する前提での上限としました。なお、お手元に代用可能なものがあればコストの削減ができます。
ちなみに、私がタコ釣りを始めた際の初期費用は、リールと仕掛けにお金をかけなかったこともあって、2万5000円程度でした。

【タコの金額換算】
続いてタコの価格。全国展開のスーパーにおける本日の瀬戸内産タコ小売り価格100グラム429円。これを基準に査定してみます。
通常は足の部分を小分けにしたパック販売ですので、300グラム以下のタコは商品価値がないものとして何杯釣っても0円換算とします。
500グラムのタコの足部分が400グラムとして、単純に4×429円で=1716円。つまり、500グラムのタコを1杯釣ると1716円。
仮に初期費用を3万2000円として、1716円で割ると、18.6。
500グラムのタコ19杯で初期の投資金額を回収することになります。
1回の釣行で500グラムのタコが何杯釣れるのかということにはなりますが、個人で消費するなら300グラム以下のタコにも価値はありますので、それらをひっくるめて運がよければ3か月で回収することも可能となります。大きいタコを釣ることができれば、回収期間をさらに短くすることもできます。
また、おそらく8本の足で末広がりという意味で縁起物とされるのだと思いますが、正月には700グラムくらいのサイズのタコが1杯3000円超で販売されていることも、覚えておいて損はないと思います。
そして、投資金額の回収が終われば、それ以降のタコはすべて利益となります。

【維持費=ランニングコスト】
ここまでの話だと投資金額の回収は簡単にできそうですが、タコ釣りにはランニングコストがかかることも忘れてはいけません。
まず、仕掛けロストという痛い出費があります。ロストゼロの日のあればロスト多数の日もあり、それらを勘案して1回の釣行で1000円ロストとしておきます。
また、頻繁ではないにしろ、PEラインの巻き直しもあります。
さらに、めったにないことだとは思いますが、タコロッドが折れてしまうこともありますし、リールが壊れてしまうことだってあります。これらは高額なため、買い替えるとなると大変な出費となってしまい、投資金額の回収が遠のくことになってしまいます。

【まとめ】
タコ釣りを始めるにあたっての初期費用は、他の釣りを1から始めることを考えると、実はそれほど高くない部類に入ると思います。
また、投資金額を回収するといった観点からも、なかなか魅力的であると思います。
ただ、タコ釣りの導入部分として「投資と回収」を持ってきましたが、実際にタコ釣りを始めたなら、単純にタコ釣りが楽しくなり、回収のことなど忘れると思います。
タコ釣りに興味を持たれた方は、少しずつタコロッドやタコ用品に目を向けていただき、お住まいの地域でタコが頻繁に上がっているようなら思い切ってチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

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